おでやれ文庫

福島県南地域の伝統文化にスポットをあて、歴史に埋もれそうな地元の事柄を活字で掘り起こしていきます。
「おでやれ」とは、「みんな集まれ、出ておいで」という意味。棚倉町にある大社『奥州一宮 八槻都々古別神社』の拝殿で演じられる、国や県の重要無形民俗文化財指定「御田植」で交わされる掛け声です。
1200年前から一子相伝で続いてきた民俗芸能。社家の楽人がユーモラスに能狂言風芝居で方言と擬音語をあやつりながら、1年間の米作りの模様を魅せます。